DTMでのボーカルの録音方法
DTMでボーカルを録音するには、オーディオインターフェイスという機材と、マイクを使用して、ボーカルの音声データをDAWソフトに取り込み保存します。
オーディオインターフェイスというのは、現実の音をデジタルデータとしてパソコン内に取り込むための機材です。
オーディオインターフェイスにマイクケーブルを挿し、接続したマイクに向かって歌を歌う事で、その音声がデジタルデータとしてパソコン内に取り込まれます。
ただ、パソコン内に取り込まれたオーディオデータは、DAWソフトのトラックに入力されるように設定する必要があります。
ですので、DAWソフト側の入力設定で、接続しているオーディオインターフェイスからの音声信号を受信できるように設定を行う必要があります。
また、DAWソフトのトラックでも、入力設定でオーディオ入力を選択して、接続しているオーディオインターフェイスからのオーディオデータを受信できるように設定を行います。
これらの設定が完了したら、DAWソフトのトランスポートパネルにある録音ボタンをクリックする事で、ボーカルの歌声をオーディオデータとしてDAWソフトのトラックに録音する事が出来るようになります。
コンデンサーマイクとダイナミックマイク
ボーカルの録音に使用するマイクには、コンデンサーマイクとダイナミックマイクの二種類があります。
コンデンサーマイクというのは、コンデンサー(蓄電器)が内蔵されているマイクで、細かい音まで集音する事が出来るマイクです。
それに対してダイナミックマイクというのは、細かい音を集音する事はできませんが、その分、頑丈で耐久性が良いマイクとなっています。
DTMでは、コンデンサーマイクを使うのが一般的で、ダイナミックマイクはライブなどで使われるのが一般的です。
ただ、ダイナミックマイクをボーカル撮りに使っても問題ないので、どちらを使用するかは自分次第だと思います。
ポップガードとショックマウント
コンデンサーマイクとダイナミックマイク、どちらのマイクを使用するにしても、ボーカルの録音を行うのであれば、ポップガードとショックマウントという機材を使用するようにしましょう。
ポップガードというのは、唇がペチャペチャなる音(ポップ音)を防ぐための機材です。
ショックマウントというのは、マイクを設置するホルダーであり、地面からの揺れなどの衝撃音を軽減するための機材です。
DAWソフトでボーカルのオーディオデータを編集してノイズ音を軽減する事は出来ますが、ボーカル録音時に含まれるノイズ音は出来るだけ軽減した状態でDAWに保存した方が作業的に楽です。
また、ノイズ音の種類によっては除去する事が出来なかったり、ボーカルの声と混ざっている大き目のノイズ音は除去する事が出来なかったりします。
ですので、ポップガードとショックマウントホルダーを使って、可能な限りボーカル撮りにおけるノイズ音を軽減した状態で、録音を行うようにしましょう。